ファッション

「フジロック’15」3日目に高橋盾とRADWIMPS野田洋次郎の姿も 計11万5000人来場

 「フジロックフェスティバル’15(FUJI ROCK FESTIVAL’15、以下フジロック)」3日目も晴れのち曇りの好天に恵まれ、珍しく雨知らずの開催になった。その半面、来場者は砂埃にさいなまれることになったが、野外フェスとしては快適な3日間だった。場内では、常連の高橋盾「アンダーカバー(UNDER COVER)」デザイナーとRADWIMPSの野田洋次郎が行動を共にする姿があったほか、加賀美セイラやエリーローズらも来場した。

 アーティストのライブ以外にも、フジロックは楽しみどころが多い。計9つのライブステージ間には様々な飲食の出し物エリアが広がり、計9人の大道芸人が場内の各ゾーンで持ち芸を披露して観客を楽しませた。また、ファッション業界的に注目の新スポットのひとつが、場内最奥地の「ストーンサークル」に登場したボウリング施設「フジボウル」だ。東京の笹塚ボウルによる企画で、ミディアムが発行する女性ファッション誌「パーク(PERK)」がビジュアルをサポートした。“FUNKY DISCO BOWL”をテーマに、DJ音とミラーボールの光が飛び交うテント空間でのボウリング体験を提供しており、千葉琢也「パーク」編集長も会場に駆けつけて全面協力した他、女性スタッフのユニフォームをスタイリストの一ツ山佳子がプロデュースして、ファッション性を高めた。

 3日目の出演アーティストでは、米オルタナ・カントリー界の歌姫ジェニー・ルイス(JENNY LEWIS)と椎名林檎の全身白コーディネートが主張を放った。ジェニー・ルイスは、70年代チックなホワイトブリーチがかったデニムロンパース姿で、虹色にペイントしたアコギを軽やかに奏で、フェス映えする祝祭感たっぷりの楽曲を聴かせた。バックバンドを含めて全身白の装いでコンセプチュアルな佇まいを見せた椎名林檎は、細やかな刺しゅうが全面に広がる開襟のシャツドレス姿で登場。昭和歌謡のロマンチシズム漂う楽曲の世界観をビジュアルでも強調しながら、情感豊かなボーカリゼーションで観客を魅了した。

 2015年のフジロックは、主催者発表で前夜祭1万人、1日目3万2000人、2日目3万9000人、3日目3万4000人、計11万5000人を動員した。

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