1月20日(現地時間)に行われた第46代アメリカ大統領の就任式で注目を浴びたバーニー・サンダース(Bernie Sanders)=バーモント州上院議員の姿がプリントされたスエットが発売された。“チェアマン・サンダース・クルーネック”と題されたスエットは、バーニー・キャンペーンストアで販売され、価格は45ドル(約4600円)。収益の全てはバーモント州の食事の宅配サービス団体に寄付する。
就任式では参加者の多くが華やかにドレスアップする中、サンダース上院議員は「バートン(BURTON)」のゴアテックス・ジャケットに厚手のミトンで登場。親近感のわくスタイルが多くの人のハートを掴み、SNS上では就任式で一人座るサンダース上院議員の画像を面白おかしく加工したコラージュなどが続出した。
サンダース上院議員は21日、アメリカのテレビ番組「レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ(Late Night With Seth Meyers)」に出演。就任式以来誕生し続ける“おもしろ画像”を自身のチームから見せられ続けているというサンダース上院議員は、SNSでの反応を受けて「私はただ暖かくして、就任式に注意を払って座っていただけだ」と語った。封筒を小脇に抱えた様子もいじられていたことから、その中身を司会者に尋ねられると、「教えたいのは山々だが、極秘だ」と答えた。
当日着用していた厚手のミトンはペットボトルをリサイクルした素材で作られており、バーモント州在住の教師ジェン・エリス(Jen Ellis)が手掛けた。エリスのもとには就任式以降、注文が殺到しているという。またファッションECの検索プラットフォーム「リスト(LYST)」によると、ミトンに対する検索数が約4倍増加し、“アップサイクルミトン”への検索数も3倍強増加した。