コーセーは2021年3月期の連結業績を下方修正した。新型コロナウイルス再拡大に伴う緊急事態宣言発令により、外出自粛や時短営業の影響で個人消費が減少傾向にあることから、当初予想を下回る見込みとなった。修正後は売上高が同14.6%減の2800億円(修正前は前期比12.5%減の2866億円)、営業利益が同67.7%減の130億円(同57.2%減の172億円)、経常利益が同60.9%減の160億円(同55.5%減の182億円)、純利益が58.8%減の110億円(53.2%減の125億円)となる。
20年上期決算の時点では、中国および米タルト(TARTE)が年初計画に対して好調に推移していることから下方修正はないとしていたが、日本市場の回復の後れが響いた。