米カリフォルニア・LA発のシャツブランド「フランク&アイリーン(FRANK&EILEEN)」は、サステナブルな良い企業に与えられるBコープ認定を取得した。
Bコープは、2006年にアメリカの非営利団体Bラボ(B Lab)が制定した認証制度。透明性や説明責任、持続可能性、環境や社会へのパフォーマンスにおいて、Bラボが定める厳しい評価基準を満たした企業にのみ与えられる。アパレル企業では、「パタゴニア(PATAGONIA)」や「エコアルフ(ECOALF)」「オールバーズ(ALLBIRDS)」などが取得している。
「フランク&アイリーン」は、元エンジニアのオードリー・マクローリン氏が女性用のボタンアップシャツを再発明すべく2009年に設立。体のラインを考慮した独自のシルエットや色・柄の豊富なバリエーション、洗いざらしのまま着られる扱いやすさに定評がある。「フランク&アイリーン」は創業当初からサステナブルをコンセプトに掲げ、140年以上の歴史を持つイタリアの老舗生地メーカー、アルビニ(ALBINI)社の生地(有害な化学物質を含んでいないことを証明するエコテックス認証を取得)を「VOILE」「ORGANIC VOILE」「LIVED IN LINEN」以外の全ラインに採用。さらにカットソーの生産においては、地元LAで縫製や染色を行うことで雇用を作り、責任ある生産を行っている。
日本ではサザビーリーグが2012年に独占販売契約を締結し、13年秋冬シーズンから輸入販売を行っている。東京・千駄ヶ谷にある世界初の旗艦店のほか、阪急うめだ本店と日本橋高島屋S・C新館に店舗を構える。