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大量生産・大量廃棄と決別してビジネス好転とサステナを目指す 「WWDジャパン」連載のコンサル企業が無料セミナー

 サプライチェーン・マネジメントの領域で用いられる「制約理論(TOC: Theory of Constraints)」を提唱するコンサルティング会社ゴールドラット・ジャパンは4月15日、「WWDジャパン」でも連載を通じて訴え続けた、大量生産による大量廃棄からの決別を考えるオンラインカンファレンスを開催する。参加料は無料。当日は、他の業界では花形と言われるサプライチェーン担当に光をあてる基調講演に続き、世界の生産現場を変えたと言われる「トヨタ生産方式」の著者、大野耐一氏の愛弟子で豊田章男トヨタ自動車社長の師匠でもある林南八・元技監の特別講演、そして岸良裕司ゴールドラット・ジャパン最高経営責任者(CEO)の講演で、業績アップにつながる全体最適の変革プロセスを紹介する。

 林元技監の特別講演は「トヨタ生産方式の本質 会社を貧乏にする究極のムダとは何か?」と銘打ち、トヨタ生産方式の本質を明らかにしながら、究極のムダをなくすには何に着目すべきかを伝授。続く岸良CEOは「アパレルの『常識』は世の中の『非常識』 大量生産・大量廃棄を根絶する『5つのクイズ』」の題目で、大量生産・大量廃棄を解消して、飛躍的な業績アップを実現したアパレルの事例を紹介する。

 「どんなシステムも、ごく少数の要素によってパフォーマンスが制限されている」という「制約理論」は、自動車業界で復活を遂げたマツダなどの世界のメーカーと先駆的アパレルが採用すると、在庫と廃棄が減少したのみならず、生産のリードタイムが圧縮され、経営が改善した理論。同社は「WWDジャパン」の連載で「大量廃棄の原因は大量生産にある」と説き、「在庫を完成品で持つこと」「『良かれ』と思い込んで続けてきた『まとめ』」などが生産から販売までのリードタイムを長くしてきた現実を指摘。リードタイムの長期化が予想の精度低下を招き、結果在庫過多や欠品に悩んでいるアパレルに解決の術を示してきた。セミナーでは連載を振り返りながら、大量生産・大量廃棄から決別してビジネスの好転を目指す企業に知見を提供する。

 岸良CEOは2008年4月、ゴールドラット博士に請われ、ゴールドラット・コンサルティング・ディレクターに就任。ゴールドラット博士の知識体系を進化させつつ、博士の思索に影響を与えた。そのセミナーは楽しく、分かりやすく、実践的との定評がある。著作活動も活発で、笑いながら学べ、しかも、ものごとの本質を深く見つめるユニークなスタイルで共感を呼んでいる。東京大学MMRC非常勤講師、国土交通大学非常勤講師も勤めている。

◼️大量生産・大量廃棄からの決別でビジネス好転を目指す経営者必見!
サステナブル・アパレルカンファレンス

日時
2021年4月15日 18:30~21:00
登壇者
・基調講演「サプライチェーンに光を! いつまでサプライチェーンから目を逸らし続けるのですか?』
「WWDJAPAN.com」編集長 村上要
・特別講演「トヨタ生産方式の本質 会社を貧乏にする究極のムダとは何か?』
トヨタ自動車元技監 林南八
・講演「アパレルの『常識』は世の中の『非常識』 大量生産・大量廃棄を根絶する『5つのクイズ』」
ゴールドラット・ジャパンCEO 岸良裕司
実施方法
オンライン
受講料
無料
募集人数
1000人

問い合わせ先
ゴールドラット・ジャパン
info.jp@goldrattgroup.com