1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は花粉症対策に最適な柿渋飲料について。
今年もあの恐ろしい季節が鼻水という音を立ててやって来ようとしている。いや、やって来ている。すでに私の周りの花粉症持ちから「ズズ……ヘックシ!早くもやって来たか……」という声が漏れ聞こえ始めているのだ。かつては私もひどい花粉症持ちだった。発症は高校生のころ。つらい春を何度も経験し、腸内改善を繰り返しながら少しずつ克服してきた。そして今年、その生活に終止符を打つであろう、とてつもなくマニアックな、もとい、こだわりの強いアイテムと出合った。
気合いの入った本物の逸品
パッと見て「え?塗料?」と感じたあなた。安心してほしい。これは紛れもなく飲用の柿渋である。シンプルさを突き詰めた渋すぎるデザイン。とことん無駄を省いた一本気な姿勢。これ、マニアにとってはたまらないポイントで、中身に対する尋常じゃないこだわりと気合を感じさせる。さて、柿渋といえば塗料や染料のイメージが強く、私自身も「え⁈飲むことなんてできるの⁈」と目を真ん丸にしたのだけれど、しばらく続けて納得した。昔から受け継がれてきたものには理由があるのだなと。まず、一切のムズムズを感じなくなった。そして疲労感が明らかに和らいで、朝の目覚めが良くなった。その秘密は3〜10年発酵・熟成した柿渋パワーにある。
赤ワインの10倍のポリフェノールの力よ
昔から民間薬など幅広く活用されてきた柿渋。「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざは言い得て妙だなと感心してしまうほど、そもそも柿のポテンシャルは高いし、柿渋の栄養価は驚くほど素晴らしい。まず、悪玉活性酸素を抑えてくれるポリフェノールが赤ワインの10倍もある。そのポリフェノールの内訳を見てみると、ウイルスや菌の増殖を抑え、抗酸化作用があり、血液をきれいに掃除してくれるタンニンをはじめ、脂肪の吸収を穏やかにするカテキン、血流を穏やかにサポートしてくれるフラボンなど優等生大集合!体内の美容液である血液がきれいになり全身を巡るのだから、それは目に見えて調子良くなりますわな。
良薬口に苦すぎるわ!でも飲み続ける理由
この柿渋ドリンクは正直、「良薬口に苦……すぎるわ!(笑)」と猟奇的に笑いながら叫びたくなるほどインパクトのある独特な味わい。香りはギンナンがいぶされたような、はたまた自然由来のペンキのような、とにかく衝撃的なのである。が!不思議と慣れるのが人間のすごいところで、そもそも栄養価や効能を考えると1日10〜30mLの一瞬のもがきなんて気にするレベルのことじゃないのである。ちなみに名越は毎日30 mLを3倍くらいに薄め、息を止めてくいっと飲んでいる(笑)。おかげさまで鼻のムズムズはないし、腸の調子は絶好調だし、疲れすら感じなくなっているしで柿渋さまさま。花粉症とおさらば&免疫力UPしたいのであれば、日本古来のスーパードリンク「柿渋」は家に常備したい強力なパートナーとなるだろう。