マッシュビューティーラボから、コスメブランド「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」が3月3日にデビューする。マッシュグループ初のファッションブランド「スナイデル(SNIDEL)」が重視するサステナビリティとモードを両立させた“ニュークリーンビューティ”をコンセプトに、ポイントメイクやベースメイク、スキンケアなどをラインアップする。価格帯は2200~5800円。デビュー当日には、第1号店を新宿ルミネ2の2階にオープンし、阪急うめだ本店や西武池袋本店など百貨店やファッションビルに順次出店する予定だ。なお、「スナイデル」の店舗では取り扱わない。
「スナイデル ビューティ」は、これまで「セルヴォーク(CELVOKE)」や「トーン(TO/ONE)」などのプライベートブランドをヒットさせてきたマッシュビューティーラボのナチュラル・オーガニックコスメに対する知見を存分に注ぎ、2年の構想期間を経て誕生した。石川雅子マッシュビューティーラボ新規ブランド開発室ディレクターは、「厳しく精査した天然由来成分を生かした処方にこだわると同時に、手にしたときに気分がアガるように工夫した。ビューティを通じて女性たちをエンパワーメントしたいと考えており、年齢やスタイルを限定する“こうあるべき”姿に押し込めるのではなく、前向きな生き方を後押しするようなポジティブなブランドでありたい」と意気込む。スタート時は85品目を展開し、シーズンごとに新製品を追加しながら21年以内には100品目以上の品ぞろえを計画する。
全製品共通として、シリコーンや紫外線吸収剤、パラベンなどを一切使用せず、メイク共通成分には、コスモス認証原料の保湿成分ビオアクティブコンプレックス(ホホバ種子油×ザクロ花エキス)やエコサート認証原料のモロッコ産アルガンオイルを配合する。天然素材が持つ力を最大限に生かしながら、高い機能性と仕上がりにこだわる。
パッケージは、ミニマルなデザインが特徴だ。メイクアップ製品には、肌になじみやすいオリジナルのシャンパンゴールド“スキンゴールド”を使い、ニュートラルに仕上げた。スキンケア製品は白を基調にしたデザインで、ボトルには砂糖を絞り出した後のサトウキビ粕を原料としたバイオマス樹脂を採用する。外箱には同社が開発した化学薬品を使用しない“コスキチペーパー”を使用。店舗にも、再生資源やリサイクルが可能な素材を什器や床などに活用し、“サステナブルモード”をコンセプトに有機的なイメージを表現する。
今後、海外展開も視野に入れ、将来的に売上高50億円規模のブランドとして育成する。