ファッション

コロネットが「イザベル マラン」など3ブランドの卸売・小売事業を継承

 伊藤忠商事子会社で海外ブランド輸入卸大手のコロネットは、「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」「ヴァネッサブリューノ(VANESSABRUNO)」の国内卸売・小売事業を服飾雑貨の製造卸を行うギャレットから継承する。2021年春夏コレクションからコロネットが本格的に事業を担う。

 コロネットは1961年創業の老舗インポーター。「ランバン(LANVIN)」や「ルシアン ペラフィネ(LUCIEN PELLAT-FINET)」「ミラ・ショーン(MILA SCHON)」「ヤコブ コーエン(JACOB COHEN)」「ムーレー(MOORER)」などの卸売事業を手掛けている。

 「アン ドゥムルメステール」は1985年に誕生。“アントワープシックス(Antwerp Six)”の1人と称され、86年にロンドン・コレクション、91年からはパリに発表の場を移した。現在、創設者本人はブランドから退いており、後任を務めたセバスチャン・ムーニエ(Sebastien Meunier)も昨年退任を発表し、未だ後任デザイナーは発表されていない。昨年には伊・セレクトショップのアントニオーリ(ANTONIOLI)創立者のクラウディオ・アントニオ―リ(Claudio Antonioli)がブランドの全株式を取得している。

 1994年に創立された「イザベルマラン」は、ハンドメイドにこだわり、民族調のムードを得意とするブランドとして知られる。今回の事業の対象ブランドとなった「ヴァネッサブリューノ」は中世的なモチーフからアウトドアスタイルまで、幅広く提案するウィメンズブランドだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。