「ユニクロ(UNIQLO)」「ジーユー(GU)」などを運営するファーストリテイリングの株価が2月16日の終値で10万2500円となり、時価総額が10兆8725億円となった。世界のアパレル業界首位だった「ザラ(ZARA)」の運営元、スペインのインディテックスグループ(時価総額は約814億ユーロ=10兆3378億円)を初めて追い抜いた。
ファーストリテイリングの株価は16日に初めて10万円を超え、17日には一時10万3000円も突破。コロナ禍が拡大した20年4月以降、同社の株価は上昇傾向にあり、特に8月以降急伸している。在宅時間が増えたことで、「ユニクロ」がコンセプトとする究極の普段着“LifeWear”のニーズが高まっていることが背景にある。また、コロナ禍からの回復著しい中国本土に「ユニクロ」を767店(20年8月末時点。日本国内は813店)運営していることが期待を集めている。