帝人グループのテイジンアソシアリテイル(東京都、丸山浩之社長)は、“テイメン”の愛称で親しまれた「テイジンメンズショップ」の銀座本店を3月28日に閉店する。これに先駆けて3月3日には千葉県市川市のニッケコルトンプラザ内にある店舗も閉め、実店舗が消滅する。全国に13店舗あるアウトレット業態の「テイジンメンズショップ ラック」も、3月末までに全て閉店する。
「テイジンメンズショップ」銀座本店は、1960年に銀座4丁目の晴海通り沿いにオープン。アイビーの象徴的ブランドである「ヴァン(VAN)」をメインで扱い、66年に飲食店の「スナック ヴァン」を2階に開いたことで、“街のアイビーリーガース”の総本山となった。英国ブランド「バラクータ(BARACUTA)」のスイングトップ“G9”や「ジョン スメドレー(JOHN SMEDLEY)」のニットウエア、米国の靴ブランド「ジー・エイチ・バス(G.H.BASS)」のローファーなど、同店が日本に広めたブランドは多い。
なおテイジンアソシアリテイルは、運営するウィメンズの「ディアプレ」(全2店舗)、生活雑貨を扱う「セサミ」(全4店舗)および「セサミプラス」(全1店舗)、インテリアショップの「インテリアート」(全2店舗)も3月末までに閉店する。