“世界一面白い店”“新時代のデパート”として注目を集める米ニューヨークのショーフィールズ(SHOWFIELDS)が、2021年内に日本に進出する考えだと明かした。ルミネが米「WWD」と組んで2月24日に行ったオンラインセミナー内で、ショーフィールズのタル・ズヴィ・ナサネル(Tal Zvi Nathanel)CEO兼共同創業者が公表した。
日本の店舗が常設となるのかポップアップなのか、出店先の立地はどこかといったことは全て未公表。同セミナーの中でナサネルCEOは、ニューヨークに続いて20年に米マイアミに出店したことや、今後は商業施設やホテルなどと組み、その一角でショーフィールズのコーナーを展開していく計画があることも話した。
ショーフィールズはニューヨーク・ノーホー地区に18年末にオープン。実店舗を持たないD2Cブランドやアート作品などを集め、それぞれの世界観が体験できるとともに、置いてある商品はECで購入できる体験型ショールーミングストア(RaaS=Retail as a Servise=サービスとしての小売り)の先駆け的存在の一つとして注目を集めている。同様にRaaSとして注目されている米シリコンバレー発のベータ(B8TA)は、丸井グループや三菱地所などの出資も受けて20年8月に新宿マルイ本館と有楽町に出店。同じくRaaSである米発のネイバーフッドグッズ(NEIGHBORHOOD GOODS)に出資するシンガポール拠点のファンドには、TSIホールディングスが20年2月に出資するなどしている。