ファッション

エドウインがジーンズ回収プロジェクト“コア”を始動

 エドウインはこのほど、自社工場で生地の裁断時に生まれるくずや客がはかなくなったジーンズを回収して、デニム生地やジーンズにリサイクルする“コア(CO:RE)”プロジェクトをスタートした。回収期間は3月1日から31日までで、「状態は不問。エドウインの製品でなくてもよい」(プレス担当者)という。“コア(CO:RE)”とはCOtton:REcycleを略した造語で、「ジーンズを資源として活用し、環境負荷を減らす循環型プロジェクトだ」と説明する。

 ステップは以下の通りで、エドウインの自社工場および協力工場で行う。①客のはかなくなったジーンズを「回収」、②回収したジーンズを用途ごとに選別して加工しやすい状態にする「選別・前処理」、③ジーンズを綿(わた)の状態に戻して新たな綿とブレンドして糸にする「反毛・紡糸」、④糸を染色してデニム生地を織る「染色・織布」、⑤「縫製・加工」、⑥完成した商品を新たな客に届ける「販売」。

 “コア”プロジェクトに参加するためには、はかなくなったジーンズを「エドウイン(EDWIN)」や「リー(LEE)」「サムシング(SOMETHING)」の直営店などに持参するか、発送する。発送の場合は、まずエドウインの公式サイトから返却キットを申し込む。指定の住所に返却キット(専用袋、佐川急便の着払い伝票、返却の手引書)が届いたら、専用袋にジーンズを入れて送る仕組みだ。返却キットには、エドウイン傘下の直営店やオンラインストアで使える1000円分のクーポンが同封され、店舗への持参者にも同じものがプレゼントされる。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。