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美意識向上やコロナにより男性によるジュエリー需要が増加

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 新型コロナウイルス感染拡大で、リモートワークが進み生活が一変した。弊紙2月25日号の別冊付録「ビジネスリポート」の宝飾カテゴリー内アンケートで、男性によるジュエリー需要の高まりについての言及が幾つか見られた。そこで、三越銀座店、伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、大丸心斎橋店およびメンズ需要が好調なブランドにその動向についてヒアリングし、メンズによるジュエリー消費の変化について分析する。(この記事はWWDジャパン2021年4月5日号からの抜粋です)

 メンズジュエリーといえば、「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」などのシルバージュエリーが王道だった。ところがここ最近、その傾向に変化がでてきている。2月の「ビジネスリポート」でメンズの自家需要が顕著に現れたのは、「ダミアーニ(DAMIANI)」の“ベル エポック”ネックレス。また、「ミキモト(MIKIMOTO)」と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCON)」のコラボレーションによるパールネックレスは、ホワイトのパールネックレス=女性用、冠婚葬祭用という概念を壊し、発売後1年以内に多くの男性が着用するようになった。男性によるジュエリーの着用は、2020年弊紙5月11日号の特集でも紹介したが、この1年間で男性による“メンズジュエリー”以外のジュエリーの自家需要が高まっている。

メンズ自家需要の2強は
「ダミアーニ」と「フレッド」

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