「WWDJAPAN」5月24日号のテーマは“1%から見るファッション”。社会ではさまざまな人種や性別を認める動きがあり、ファッションもこれに呼応。この特集では、車いすユーザーのファッションジャーナリスト徳永啓太を監修役に招き、デザイナーや企業、当事者の声から“多様なファッション”のあり方を考えました。
特集では国内でいち早く多様な身体に対するファッションの多様性を考え始めたファッション・ディレクター、金森香をはじめ、彼女のプロジェクトに参加する「ハトラ(HATRA)」「コトハヨコザワ(KOTOHAYOKOZAWA)」、大手として先駆的に取り組む「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」とユナイテッドアローズなどを取材。それぞれが考える多様なファッションの役割と、それに挑戦する意義を伝えます。タイトルの「1%」には、「マイノリティーは、必ずしも身体的障がいを持つ人だけを指す言葉ではない。ある観点においては、誰もがマイノリティーだ」という意味を込めました。
業界の必読トピックとして、各々のタイミングでコレクションを発表した有力ブランドのリポート。創設100周年を祝した「グッチ(GUCCI)」をはじめ、「サンローラン(SAINT LAURENT)」「セリーヌ(CELINE)」「バーバリー(BURBERRY)」などを紹介します。また、コロナ禍で増加する“体験型ストア”にもフォーカス。店舗に商品を並べるD2Cブランドの声を聞きながら、その真価を探ります。裏表紙の人気コーナー「ファッション&ビューティ パトロール」では、数々のファッションアワードを受賞し、レコード会社とも契約するなど、多彩な才能を発揮するモシ(MÖSHI)に直撃しました。
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PHOTO:HIRONORI SAKUNAGA