三井不動産は、ららぽーと富士見(埼玉県)の計141の女子トイレを対象に、生理用ナプキンを無料提供するサービス「フリー パッド ディスペンサー オイテル」を導入することを発表した。今回を皮切りに、他の施設でも順次導入する予定だ。
スタートアップ企業のオイテル(東京都、小村大一社長)のサービスを導入した。トイレットペーパーと同様に無料で生理用ナプキンが常備される世の中にしたいという思いから生まれたもので、商業施設やオフィス、学校、公共施設などの個室トイレに生理用ナプキンを無料で提供する。個室内に設置したディスペンサーに専用アプリをかざすと、誰でも無料で利用できる。
三井不動産は、オイテルの「経済格差やジェンダーギャップといった不均衡の是正に寄与したい」という理念に共感し、2021年3月の実証実験を経て本格導入に至った。