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連載 辻愛沙子と語り合う新しい教養

「コンプレックスを味方に」は自分目線 美容系インフルエンサーのふくれなが等身大にルッキズムを語る

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 10~20代の女性から圧倒的人気を誇るユーチューバーのふくれなは、美容系インフルエンサーとして自分自身とファンのコンプレックスに日々向き合っている。等身大を発信する彼女は社会や業界のルッキズムへの意識の変化をどう感じているのだろうか。6月14日発売の「WWDJAPAN」を監修する、辻愛沙子アルカ最高経営責任者(CEO)と対談した。多様化する美しさの価値観や考えに合わせて企業のあり方や発信方法も多様化する中、ファッション&ビューティ業界だからこそ大切に考えたい、画一的な美の提案に伴う危うさなどを語り合う。

辻愛沙子アルカCEO(以下、辻):発信を始めた当初と現在で、視聴者のルッキズムに対する意識や美容への価値観が変わってきたなと感じることはありますか?

ふくれな:私が発信を始めたのは2015年の冬くらいですが、整形に関してはだいぶメジャーになってきたと思います。インフルエンサーやユーチューバーが整形していることを発信することによって、整形への意識というか、思いを公表するのもおかしなことではない空気が生まれていると感じます。

辻:ルッキズムに悩む人に対して、「ありのままの自分でいいんだよ」と寄り添うことが多いと思いますが、一方で、もっともっと可愛くなりたいという思いや、コンプレックスで悩んでしまう現実も存在する気がします。そんな葛藤とは、どう向き合っていますか?

ふくれな:周りには、「そのままでもいいよ」って言われることは多いじゃないですか。「ここが気になってる」と言ったら、「逆にそこがいい」と褒められたり、「そんなことない」と言われたりしますが、結局は自分の顔。そこは変えられないし、一生悩み続けるものだと思うんです。周りが言うことも受け入れつつ、自分が変えたいと思ったら、そのタイミングで変えてしまっていいと思います。自分が納得できるものが、結局は一番なのかなと。変えないというのも選択だし、なりたい姿に変えていくのもいいと思います。

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