「ジャックムス(JACQUEMUS)」は、6月30日に約1年ぶりとなる男女合同ショーを開催し、新コレクション“ラ モンターニュ(La Montagne)”を発表する。シーズンレスな同コレクションは、ショー終了直後から披露したアイテムを販売する、いわゆる“SEE NOW, BUY NOW(見てすぐ買える)”形式。その後、さらに何度かに分けてアイテムをリリースするという。
シモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)=デザイナーは、「この1年は自分たちらしくいることの大切さを実感したし、みんなとファッションを楽しむ瞬間を共有したかった。今回のコレクションは、より多様な環境に適応するモダンで柔軟なアプローチへの移行を示すもの。僕たちが目指しているのは、発表から製品化までの間、コレクションの熱量を保ち続けることだ」とコメント。「僕たちにとって、これはより身近で現実的に感じられるアプローチ。今は、シーズンにとらわれないことにフォーカスしている。自分たちの独立精神に誠実でありつつ、挑戦と改革に取り組んでいきたい」と続ける。
「ジャックムス」はここ数年、パリ・ファッション・ウイークの公式カレンダーから離れ、雄大なラベンダー畑や麦畑でショーを開催。雄大な自然を背景にしたドラマチックなショーは、340万フォロワーを抱えるインスタグラムを中心に大きな話題を集めた。またファッションにとどまらず、百貨店ギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)のシャンゼリゼ通り店内にあるカフェ「シトロン(CITRON)」を手掛けるなど、活躍の場を広げている。