ファッション

「アシックス」が原宿に期間限定スポーツ体験施設 石川佳純との“バーチャルラリー対決”や3次元足型測定機など

 「アシックス(ASICS)」は、アスリートのパフォーマンスとブランドテクノロジーを体験できる期間限定施設「アシックス エクスペリエンス トーキョー(ASICS EXPERIENCE TOKYO)」を7月9日〜9月8日に東京・原宿にオープンする。JR原宿駅前の多目的施設「ジング(JING)」の1〜2階で、1階はアスリート、2階はテクノロジーにフォーカスした企画をそろえる。

 1階「チーム レッド エクスペリエンス」は、オリンピックムードを盛り上げる企画が目白押しだ。卓球の石川佳純選手の動きをバーチャルで表現し、制限時間内のラリー数を競う「バーチャル佳純 スーパーラリー対決」は、初心者でも楽しめるゲーム感覚のコンテンツ。徐々にテンポが早くなり、最後には実際の速度を再現したスマッシュが出るなど、石川選手のプレーを肌で感じられる。他にも男子バレーボール西田有志選手のジャンプ最高到達点を再現したブースや、陸上短距離・桐生祥秀選手のストライド(歩幅)を体感するブース、東京オリンピック公式応援グッズ「チーム レッド コレクション」の特設コーナーなどがそろう。

 2階は「フューチャー エクスペリエンス ラボ」と題して、未来を見据えた同社の技術力を発信。昨年発売したスマートシューズ“エボライド オルフェ(EVORIDE ORPHE)”を着用してトレッドミルを走り、アプリを通じたリアルタイムのコーチングが受けられるブースや、足の長さや横幅、甲の高さ、かかとの傾斜などを計測する3次元足型計測機の体験ブース、歩行年齢の計測や改善メニューの提案を行うコンテンツなどを用意する。サステナブルな取り組みを伝えるコーナーでは、廃材を使ったスニーカーパーツ開発の研究成果やリサイクル事業の概要を紹介。リサイクル素材を使ったTシャツを配布するカードラリーもある。

 内覧会に登壇した松下直樹アシックス常務執行役員は、「われわれはランニングクラブのリーダー的存在である30代後半〜50代男性のコアユーザーに支えられている。一方で、幅広いユーザーに商品を使ってもらうべく、デジタルをはじめさまざまな取り組みを積極的に行っている。このイベントで、Z世代や女性ユーザーにもわれわれの魅力を伝えられたらうれしい」と語った。7月23日に開幕する東京オリンピックについては、「創業以来、スポーツプロダクトカンパニーとして選手やコーチと二人三脚で成長してきた。いろんな意見を持つ方がいるのはよく分かっている。ただ、どんな状況になろうが、彼らをサポートする姿勢は崩さない。選手やコーチ、委員会、ボランティア、他の協賛企業を含めて、安心安全に開催することを信じ、徹底してサポートに回る」と話した。

 同イベントは徹底した感染対策のもと、2カ月で1万人の来場者を見込んでいるが、12日から発令される緊急事態宣言を受けて目標や運営態勢を変える可能性もある。営業時間変更などは公式サイトで要確認。

■「ASICS EXPERIENCE TOKYO」
日程:7月9日〜9月8日
時間:11:00〜19:00(変更の可能性あり)
場所;原宿JING
住所:東京都渋谷区神宮前6-35
※入場にはアシックス無料会員サービス「OneASICS」への登録が必要

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