花王は9月11日、「ソフィーナ iP(SOFINA iP)」から炭酸泡の洗顔料“リニュー ムース ウォッシュ”(税込3630円)を発売する。濃密な洗浄泡が肌に密着し、マスク着用などによる肌のくすみを改善して潤いのある肌に導く。発売に合わせ、LINEを活用したデジタルサービス「肌id」に“肌くすみチェック”を体験できるスペシャルコンテンツも9月に公開する予定だ。
2015年に誕生した「ソフィーナ iP」は、肌を本質的に改善して美しく導くことを目指し、同社の皮膚科学研究と独自発想の技術を軸に製品を展開している。化粧品事業部門の篠原正和商品担当は、「ブランドの柱である高濃度炭酸泡の美容液 “ベースケア セラム(土台美容液)”は美容液市場で5年連続売り上げNo.1を獲得し、リピート率58%と好調に推移。19年にローンチした『肌id』も累計利用回数500万回突破、LINEのお友達登録者数は58万人突破している。今回の新洗顔料も注力アイテムとして育成し、25年には20年度比で2.8倍の売り上げを目指していく」とコメント。
今回、“土台美容液”で培った炭酸ガスを噴射剤として用いる技術を洗顔料に応用するにあたり、スキンケア促進と皮脂洗浄といった2つの効果を最大限発揮するには炭酸濃度100%の噴射剤が作り出す洗浄泡を作ることが必須だった。「さらに、1.洗い流す製剤のため肌に炭酸を短時間で届ける=泡の微細化、2.炭酸濃度100%でもへたれない泡の実現=泡の弾力性を上げる。以上2つの課題があった。これらは、泡を固くする固定化技術により課題を解決した。そのほか“うるおい保持技術”も採用し、使い続けることで水分量、明るさ、滑らかさのある肌に洗い上げる」とスキンケア研究の園田純子所研究員は述べた。