ファッション

ユニクロが災害時に必要な「服の備え」をリスト化 防災の日には紗栄子を招いたラジオ番組も放送

 ユニクロは9月1日の「防災の日」を前に、災害避難の際に役立つ「服の備えチェックリスト」を公式ホームページのサステナビリティ専門ページ内で公開した。また1日には、災害支援活動を積極的に行っているモデル・タレントの紗栄子さんや山村武彦防災システム研究所所長をゲストに招いたラジオ番組「TOKYO FM×ユニクロ『防災の日 特別番組 〜考えよう、服の備え〜』も放送する。

 ユニクロは今年2月に、全国の20〜60代男女2400人を対象に「災害時の備え」に関するインターネット調査を実施。その結果、「86.2%が日ごろから防災を意識しているが、災害時避難のための『服の備え』を行っているのはわずか14.7%だった」「避難経験者の4人に1人以上が『避難時に足りなかったもの、あったらよかったもの』として衣類をあげた」(発表資料より)。一方で、避難所の設置や運営、被災者支援を担う自治体に書面でアンケート調査を行った(7月)ところ、「回答のあった927の自治体のうち、マスクを除く衣類の備蓄を行っているのは18.2%に留まっていた」という。こうした調査より「個人および自治体ともに、避難時に必要とされる『服の備え』は十分とは言えない」としている。

 調査結果を受け、「服の備えチェックリスト」では、災害発生時から支援物資が届くまでの数日間に必要な衣類をリスト化。どういった服が何枚必要なのか、「ユニクロ(UNIQLO)」の商品ではどれがそれに当てはまるのかを公表している。

 ユニクロでは全国約810の店舗網を生かし、これまでも災害時には服を通じた被災者支援を実施。海外の災害にも緊急支援を行ってきた。今後は、日本全国の自治体と災害時の物資供給協力に関する協定を順次締結していく予定。9月1日のラジオ番組は、20時30分〜21時に放送予定。

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