ファッション

シャネルがアウターに強いニットウエア会社を買収

 シャネル(CHANEL)は、アウターの開発に力を入れているニットウエアのスペシャリスト、イタリアのパイマ(PAIMA)社の過半数株式を取得した。取引詳細は開示されていない。

 シャネルは「シャネルはパイマ社の長年の顧客の1つであり、今回の決定は利害の一致によるものだ。パイマ社は近年成長を加速させているが、その成長と投資を強固に支えるパートナーが必要だと考えた。シャネルにとって、この提携は『シャネル』にとって必要不可欠なセクターの強化にある。すでに構築済みの関係を継続することでより一層サステナブルな枠組みでコラボレーションを実施していく」とコメントしている。

 パイマ社は1968年にマラビーニ(Marabini)家が、靴の産地として知られるマルケ州の小さな町、オシモに小さなニットウエアのアトリエを設立したことからスタート。創業以来、ラグジュアリー業界の協力企業としての役割を担い、天然繊維からテクニカルファイバーを使用したアウターウエアの開発へと専門性を広げている。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。