ファッション

高島屋が循環型プロジェクトで「ホワイトマウンテニアリング」と協業 再生ポリ100%の限定コレクションを発売

 高島屋は10月15日、デザイナーの相澤陽介が手掛ける「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」と協業し、再生ポリエステル糸を使用したカプセルコレクション(全7型)を発売する。高島屋6店(日本橋店、タカシマヤタイムズスクエア、横浜店、大阪店、京都店、玉川高島屋S・C)および同社の公式EC「タカシマヤファッションスクエア」で取り扱う。

 高島屋が日本環境設計と組んで循環型社会の実現を目指すプロジェクト「デパート デ ループ(DEPART DE LOOP)」の一環。販売した商品は、その後店舗で回収も行い、再資源化して新たな商品製造に活用する。

 カプセルコレクションは全7型。日本環境設計が古着を再資源化したポリエステル糸“ブリングマテリアル”を使用。サステナブルな素材に、「ホワイトマウンテニアリング」らしいアウトドア由来の機能性とデザインを融合させた。アウターは8つのポケットを備え、シワ感のあるナチュラルストレッチが特徴の中わたジャケット(9万9000円)、100%ポリエステルフリースで軽量なボアベスト(5万2000円)、変形ヨークスリーブでストレスフリーな着心地のボアブルゾン(8万2500円)をラインアップ。ダンボール素材を使用したフーディ(3万7400円)、長袖シャツ(3万800円)、ストレッチ入り3タックパンツ(3万8500円)などデイリーに使える中・軽衣料もそろう。

 相澤氏は協業にあたり、「元々ある衣服を元に、新しい糸へ布へと循環させるには大きな手間と時間がかかる。しかし、衣服の未来を見据えたときにこの考え方は非常に重要であり、この取り組みは衣服を身にまとう人々の意識につながっていく」とコメントを出した。

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