「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、2022年春夏コレクションをパリ・コレクション公式スケジュールの9月30日(現地時間)にリアルショーで発表した。ショー開催は20年の2月以来で、会場のパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)には同ブランドを愛する個性的な装いの人々が“レザレクション(復活)”した。
来場者の多くが着用していたのは、14.5cmヒールのプラットフォームブーツ。コロナ前から着用率の高いアイテムで、“リック オウエンス族”の中では定番化しつつあるようだ。歩くのは簡単ではないが、涼しい顔で履きこなしていた。ほかにも変形ダウンジャケットや、肩に角のような突起がついたアウター、マスクの代わりに目出し帽をかぶったり、メッシュで顔を覆う来場者もいた。また、独特のヘアスタイルにも目を奪われた。黒髮率が人種を問わず高めなのは、リック・オウエンス本人へのリスペクトなのかもしれない。