ファッション

創設100周年を祝う“GUCCI 100”コレクション  「グッチ」と音楽の結びつきを体感

 「グッチ(GUCCI)」は、創設100周年を祝した“GUCCI 100”コレクションを発売した。同コレクションは、個人のアイデンティティーを表現するウエアと、さまざまな記憶を呼び起こす音楽という、ふたつの普遍的な言語の深いつながりを示している。

 アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクターは同コレクションについて、「私にとって100周年は、『グッチ』の永遠の生命力を明らかにする機会となりました。『グッチ』は年ごとに新たに生まれ変わり、自らを再生し、年を取らない少年のように力強いビジョンで世界を観察しながら、現代性との類いまれな関係を再構築し続けているのです。私は『グッチ』が100年前からあらゆるジャンルのポップカルチャーの世界を行き来しながら取り入れてきたことが、その若さにつながっているのだと感じています。とりわけ、音楽はファッションと並んで時代に即座に反応して、新しさ、今という感覚を示すことのできる媒体です」と語る。

100年の旅を音楽とともに祝す
“GUCCI 100”コレクション

 “GUCCI 100”のキャンペーンは、ジャズやサイケデリック、ジャパニーズパンク、ディスコ、ヒップホップ、アフロビートなど「グッチ」100周年の旅の背景にある音楽からヒントを得ている。「人生そのものへの愛、つながる喜び、ダンスの美しさ、音楽の圧倒的なエネルギー、パフォーマンスの快感」をイメージし、「楽観主義でありたい」というブランドの思いをアナログ的な写真の魅力を通じて発信。ビジュアルは、アレッサンドロのクリエイティブ・ディレクションのもと、ジョシュア・ウッズ(Joshua Woods)が撮影した。

サウンドとスタイルの進化を辿る
キャンペーン動画

 キャンペーン動画では、架空の音楽番組でフェラ・クティ&アフリカ70(Fela Kuti & Afrika 70)やアリシア・ブリッヂズ(Alicia Bridges)、アイス・キューブ(Ice Cube)など6組のアーティストによる楽曲をフィーチャー。 “GUCCI 100”のコレクションをまといながら、音楽にのる出演者たちとともに、サウンドとスタイルの進化を辿ることができる。

「グッチ」の名前の入った
3曲の歌詞をのせたアイテムも

  “22,705”という数字にこのコレクションをひもとくヒントが隠されている。これは、1921年から現在までにブランド名「グッチ」が歌詞に登場した曲の数。世界最大の楽曲歌詞アーカイブを管理する音楽データ会社 ミュージックスマッチ(Musixmatch)の調査で明らかになった。

 アレッサンドロは、ブランド名が使われた膨大な曲の中から3曲をピックアップ。アメリカのラップグループ、エリック・B.&ラキム(Eric B. & Rakim)による「The R」、米ロックバンドのザ・クランプス(The Cramps)の「You Got Good Taste」、英国人歌手のエイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)の「Fuck Me Pumps」の歌詞を、アーカイブプリントや“GUCCI 100”のロゴとともにアイテムにのせた。

リアル&デジタルで楽しめる
“GUCCI ポップアップストア

 「グッチ」は、“GUCCI 100”の期間限定ショップ「GUCCI 100 POP-UP」を11月15日まで阪急うめだ本店で開催中だ。店内のキャビネットの側面に設置されたホイールを回すことで、「グッチ」の名前が使われているさまざまな年代の楽曲のプレイリストを楽しむことができる。またオンライン上でもポップアップストアの世界観を楽しむことができる 「Gucci 100 DIGITAL POP-UP」をオープンしている。3Dで再構築され、ショッピングだけでなくプレイリストも視聴可能だ。

INFORMATION
■GUCCI 100 POP-UP 阪急うめだ本店

会期:10月20日~11月15日
会場:阪急うめだ本店9階うめだ ギャラリー/アートステージ
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

TEXT : MAMI OSUGI
PRODUCED BY WWDJAPAN FOR GUCCI
問い合わせ先
グッチ ジャパン クライアントサービス
0120-99-2177