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ライトオンの21年8月期は3年ぶりに黒字化 アウトドアPB「キャンプ セブン」がけん引

 ライトオンの2021年8月期決算は、本業のもうけを示す営業損益が4900万円の黒字(前期は37億円の赤字)だった。売上高は前期比6.4%減の496億円。都心旗艦店の撤退を含む不採算店舗の減損損失として14億円、コロナによる時短や休業に伴う損失として4億円、希望退職に伴う特別加算金として8300万円など、特別損失として23億円を計上したため、純損益は20億円の赤字(同57億円の赤字)で終わった。

 藤原祐介社長は、「コロナの影響が長期化する中、折り込みチラシをデジタル化するなど販管費を抑制することで、大幅減収ながら3年ぶりの黒字化が実現した」と話す。また達成要因として、アウトドアカテゴリーのPBブランド「キャンプ セブン(CAMP7)」の売上高が前期比64%増と高伸長したことを挙げる。

 「キャンプ セブン」は1971年に米国・コロラド州ボルダーで設立。その後、ライトオンによって買収された。好調を受けて、ライトオンは年内に兵庫県西宮市のららぽーと甲子園で同ブランドのポップアップショップをオープンする。「リアクション次第で、都内のSCでの開催も予定する」という。同ブランドの主力商品であるスエットやパンツの中心価格帯は5000~7000円。また、来春をめどに折り畳みチェアやサンシェードなど、ギアの発売も目指す。

 伸長率では「キャンプ セブン」が筆頭だが、PB全体としても同17%増で、売り上げ比率は41%と同7ポイント上昇した。藤原社長は、これを「23年までに50%にしたい」と述べる。

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