藤原祐介社長は、「コロナの影響が長期化する中、折り込みチラシをデジタル化するなど販管費を抑制することで、大幅減収ながら3年ぶりの黒字化が実現した」と話す。また達成要因として、アウトドアカテゴリーのPBブランド「キャンプ セブン(CAMP7)」の売上高が前期比64%増と高伸長したことを挙げる。
「キャンプ セブン」は1971年に米国・コロラド州ボルダーで設立。その後、ライトオンによって買収された。好調を受けて、ライトオンは年内に兵庫県西宮市のららぽーと甲子園で同ブランドのポップアップショップをオープンする。「リアクション次第で、都内のSCでの開催も予定する」という。同ブランドの主力商品であるスエットやパンツの中心価格帯は5000~7000円。また、来春をめどに折り畳みチェアやサンシェードなど、ギアの発売も目指す。
伸長率では「キャンプ セブン」が筆頭だが、PB全体としても同17%増で、売り上げ比率は41%と同7ポイント上昇した。藤原社長は、これを「23年までに50%にしたい」と述べる。