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スワロフスキーのCEOが退任 初めて創業家外から後任の可能性も

 オーストリアを拠点とするクリスタルメーカーのスワロフスキー(SWAROVSKI)は、ロバート・ブッフバウアー(Robert Buchbauer)最高経営責任者(CEO)と、マティアス・マーグリーター(Mathias Margreiter)最高財務責任者(CFO)が10月末までに退任することを発表した。いずれも後任は未定。

 同社は、1895年にダニエル・スワロフスキー(Daniel Swarovski)が創業。これまで一族経営が続き、2020年4月に現職に就任したブッフバウアーCEOと、マーグリーターCFOも一族の出身だ。しかし同社はここ数年、新たな成長戦略に沿った事業再編に取り組んでおり、オーナーと会社の経営を切り分けることもその中に含まれているという。このため、新たなCEOとCFOは創業以来初めて一族以外から選ばれる可能性があると同社は示唆した。

 なお、ブッフバウアーCEOとマーグリーターCFOは退任後も取締役会の一員として同社に残る。両氏の後任が決まるまでは、現経営陣が暫定的にその役職を務める。創業家が保有する株式は、新たに設立する一族の持ち株会社が管理するという。

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