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販促運気もアップ!「一粒万倍日」マーケティング 西武池袋本店財布売り場に聞く 【スピリチュアル消費】

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 ここ1〜2年で、「一粒万倍日」「天赦日」といった言葉を聞く機会がぐっと増えた。どちらも暦のうえでの吉日を指す言葉だが、特に財布の販促において見逃せないキーワードになっている。ちなみに、この記事をウェブにアップしている本日10月28日も「一粒万倍日」だ。西武池袋本店2階の婦人雑貨売り場では、「一粒万倍日」「天赦日」と、「出ていったものが戻ってくる日」とされる「寅の日」の3つが重なった“トリプルラッキーデー”の2021年3月31日、「平年の平日の財布売り上げの約4倍を記録した」(同店の中本瑠理子 婦人雑貨部婦人靴・ハンドバッグ係販売リーダー)。そごう・西武の全店計でも、同日の婦人雑貨売り場の財布売り上げは平日平均の約3倍だったという。

 「18年ごろから、テレビや雑誌で開運アドバイザーの方や吉日が取り上げられることが増え、徐々に吉日が浸透してきた」と中本リーダー。20年1月と6月にあった“トリプルラッキーデー”でも手応えがあったことから、21年3月31日は1週間ほど前から店頭告知を強化。それが結果につながった。取引先各社もここ1〜2年は開運関連の打ち出しを強化しているが、特に注力しているブランドは、「サマンサタバサプチチョイス(SAMANTHA THAVASA PETIT CHOICE)」だという。

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