ファッション

インスタグラムがVERDYによる「選挙スタンプ」配布 ファッション&ビューティ業界で広がる“選挙割”

 インスタグラムは10月31日に投開票される衆議院議員選挙に向けて、動画投稿のストーリーズ上で使用できる「選挙スタンプ」を配布している。スタンプのデザインを手掛けたのは、人気グラフィックアーティストのVERDY。シェアされた「選挙スタンプ」をタップすると、選挙ドットコムの衆院選情報サイトに飛ぶことができ、自身の選挙区の検索や候補者一覧などを見ることができる。

 「選挙スタンプ」は選挙への関心を高め、投票に参加することを促す目的で2018年11月の米国の中間選挙に合わせてスタート。日本では19年7月の参院選に続き2回目の導入といい、今回のスタンプは31日まで使用が可能だ。VERDYは20年の東京都知事選で、投票終了者にオリジナル缶バッジをプレゼントする投票促進キャンペーンを独自に行っていた。「今まで選挙に行っていなかった10、20代の投票率が上がればいいなと思い、今回の取り組みに参加した。インスタグラムと組むことで(この思いが)多くの人に届き、政治に興味を持つきっかけになればと思っている」とコメントしている。

 今回の衆院選では、アクティビスト石井リナが手がける吸水ショーツの「ナギ(NAGI)」や、スキンケアの「ロジック(LOGIC)」、アウトドアシューズの「キーン(KEEN)」などが、投票終了者に商品購入時の割引を実施。菅田将暉やローラなど、人気俳優やモデルが参加する投票呼びかけの動画も話題になっている。コロナ禍で社会全体として政治意識が高まっていることや、気候変動やSDGsに意識的な若年層が出てきていることなどを背景に、「ファッションやビューティと政治は無関係」「公の場で政治的なことを話すのはタブー」といった従来のムードが徐々に変化しつつある。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。