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アイスタイルが米国法人を解散 米国最大規模の美容口コミサイトは継続

 「アットコスメ(@COSME)」を運営するアイスタイルは16日、米国法人istyle USAを解散および清算すると発表した。

 前々期から続く新型コロナウイルス感染症の影響による業績悪化を受け、不採算事業の整理・撤退を推進しており、その一環として今回の措置に至った。解散および清算の終了は現地の法令などに従い、必要な手続きが完了次第、清算結了となる見込み。

 istyle USAは2017年5月に設立。同年、米国最大の口コミサイト「メイクアップアレー(MAKEUPALLEY)」を運営するMUAを約10億円で買収し子会社化、美容関連メディアの運営などを手掛けていたが、赤字が続くなど厳しい経営状況だった。20年12月期の純損益は221万円の赤字(19年12月期は15億円の赤字)だった。なお、MUAはアイスタイルの子会社として存続し、「メイクアップアレー」は継続する。

 アイスタイルの21年7〜9月(第1四半期)決算は、売上高が77億円(前年同期比3.7%増)、営業損益が2億2900万円の赤字(前年同期は1億6000万円の赤字)、経常損益が2億3800万円の赤字(同2億600万円の赤字)、純損益が5200万円の赤字(同2億8100万円の赤字)だった。

 グローバル事業では、香港で2店舗を閉店したものの、既存4店舗が回復。売上高は10億円(同9.5%減)、営業損益は3500万円の赤字(同4200万円の赤字)と損失幅は縮小した。

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