コンデナスト・ジャパンは、「GQ ジャパン(GQ JAPAN)」に新設した編集トップの役職ヘッド・オブ・エディトリアル・コンテントに、新堀哲(にいぼりさとし)が就任したことを発表した。同誌の鈴木正文編集長は25日発売の2022年1・2月号をもって退任する。
新たな役職はコンデナストのグローバルでの編集体制の刷新により新設したポジションで、新堀は「GQ」のアダム・バイダウィ(Adam Baidawi)=デピュティ・グローバル・エディトリアル・ディレクター直属のもと、「GQ ジャパン」の誌面やデジタル、ソーシャル、動画などの全ての編集コンテンツを統括する。
新堀は2003年にニューヨークのセレクトショップに勤務後、自身のブランド立ち上げのほか、米ブランドの日本市場参入へのアドバイザーやコンサルタントを務めた。08年にはヨーロッパに拠点を移してマーケティングやブランディングに幅広く携わり、10年に帰国後は国内を拠点に活動している。同氏は「『GQ』の歴史の中で非常に重要なこのタイミングに、『GQ ジャパン』とグローバル『GQ』チームにジョインできることをとてもうれしく、光栄に思っています。日本と世界のかけ橋となり、私のこれまでのユニークで幅広い経験や革新的なアイディアを活用し、多様性をもたらす一役を担うことにとても興奮しています」とコメントした。
また「GQ ジャパン」を約10年間率いてきた鈴木編集長は、同誌のコラムで「2012年1月発売号から毎号書いてきた『Editor’s Letter』を僕が書くのは、これが最後である。というのも、この号をもって僕は『GQ ジャパン』編集長としての仕事を終えるからだ。来年の2月1日に発売される次号からは、世界21の国と地域で発行されているGQ各誌との連携をいっそう強めて、装いもあらたな『GQ ジャパン』に生まれ変わる。期待していただきたい。そして、これまでのご愛読に感謝を申し上げる」と綴っている。