集英社の「シュプール(SPUR)」は、新しいスタートを切ったモードの世界と、メディアの新体制を重ね合わせる。五十嵐真奈ブランド統括兼「SPUR.JP」担当編集長と、並木伸子同誌担当編集長は、「ブランドが発信するユーモアや“とんち”を、解体し再構築する唯一無二の編集力を磨き上げることで、時代の試練は乗り越えられる」と信じている。「シュプール」が今、共感するのは、改めてトラッドやベーシックを前向きに再解釈し、色彩の力やユーモアの変化球を交えながら新しいモードを描くデザイナーたち。彼らが発信する一種の違和感を、寛容をもって受け入れ、面白がることのできる余裕と柔軟な視点こそが、「シュプール」エディターならではの持ち味と語る。
それは自由と個性を尊重した2022年春夏のモードの世界と重なるものだ。五十嵐ブランド統括と並木編集長は、「最新のファッションウィークを見ていて、やっとモード界に活力が戻ってきた。ずっと『着心地がいい』とか『zoom会議映え』など、あまりにも現実志向だったのに飽き飽きし、久々に『着飾った自分を満喫する』流れになるのでは?」という。
「目利き力」を生かして最新号では話題のミュージシャン、Japanese Breakfastのミシェル・ザウナー(Michelle Zauner)を特集。ビューティでは「SPUR.JP」の連載「SMALL GOOD THINGS」でもリップの記事の反響が良かったという。
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