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TSI、22年2月期の利益面を上振れ予想 販管費削減と正価販売強化で

 TSIホールディングスは2022年2月期通期の連結業績予想を修正した。修正後の売上高は前期比4.9%増の1406億円(修正前は1524億円)、営業利益が24億円(同11億円)、純利益が23億円(同16億円)。

 新型コロナの影響長期化などで期初予想よりも売り上げは伸び悩んでいるが、販管費の抑制や正価販売の強化により利益率が改善している。14日に発表した3〜11月期連結業績は、売上高が前年同期比6.9%増の1039億円、営業損益が51億円の黒字(前年同期は82億円の赤字)、純損益が54億円の黒字(同111億円の赤字)だった。

 なお同社が22年3月1日をめどに進めてきた、新会社TSIへの子会社(上野商会、ジャック、アルページュ、スタージョイナス、アンドワンダー)の吸収合併によるグループ再編については、経営基盤の整備と共通化が遅れていることから、実施を一部延期する。上野商会は予定通り3月1日に吸収合併を実行する。アンドワンダーは「これから育成を図る事業であり、合併による効率化よりも小規模組織による意思決定のスピードが重要である」(同社)ことから、吸収合併の見直しを検討している。

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