ポール・スミス(Paul Smith)は英国ファッション界への貢献を称えられ、「コンパニオン・オブ・オナー勲章」を受勲した。ファッションデザイナーの受勲は初。
バッキンガム宮殿は「彼のサクセスストーリーは、英国の勤勉さ、創造性、起業家精神を表している。何の資格も持たずに学校を中退し、ノッティンガムの小さな店から慎ましくスタートした。それが今では、52カ国で販売する“ポール・スミス王国”を築き上げた。そして現在も、チェアマン兼デザイナーとして、自身が1970年に創業したビジネスのあらゆる面で主導権を持ち続けている」と述べる。ポールは、「受勲の手紙を受け取ったとき、本当に驚いた。過去の受勲者のリストに加わることができ、大変光栄だ」とコメントした。
「コンパニオン・オブ・オナー勲章」は1917年、ジョージ5世によって創設された。長年にわたり芸術や科学、医学など、国家として重要な分野で大きな貢献を果たした人物に授与するものだ。これまでにエルトン・ジョン(Elton John)やポール・マッカートニー(Paul McCartney)らが受勲している。