シューズとアパレルのネット通販サイト「ロコンド」を運営するロコンドはこのほど、英国のスポーツウエアブランド「カストーレ(CASTORE)」と国内独占代理店契約を締結した。2022-23年秋冬物から販売する。従来インポートブランドとの独占代理店契約は商社が行ってきたが、ECサイトを運営するロコンドは直接の販売に乗り出す。同社は16年からスペイン発ファストファッションブランドの「マンゴ(MANGO)」の運営を行っており、第2弾になる。
「カストーレ」は2015年にフィリップ・ビーホン(Philip Beahon)とトーマス ビーホン(Thomas Beahon)兄弟が設立した英国発のD2C型のスポーツウエアブランド。サッカーやテニスなど英国のプロスポーツチームやプレイヤーと積極的な提携で人気を拡大。日本を含む海外への無料配送なども行っており、現在は50カ国・地域に販路を広げている。ロコンドとの提携で、日本市場を開拓する狙いがあると見られる。
ロコンドは自社ECサイト「ロコンド」、21年9月に買収したサッカーウエアのECサイト「スポーツウェブショッパーズ(SWS)」に加え、ロコンドは自社倉庫を活用した在庫一元化サービスも提供しており、他社のECモールや店舗での販売も行う。同社は人気ユーチューバーのプロゴルフプレイヤーの中井学と提携したゴルフウエアブランド「ニブリック ゴルフ(NIBLIC GOWF)」もスタートしており、スポーツアイテムの拡充に取り組んでいる。