化粧品OEMのサティス製薬(埼玉県、山崎智士社長)はこのほど、クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー(CAMPFIRE)」内に、国産天然素材を原料とするスキンケア商品の購入で生産地の活性化を目指すキュレーションサイト「つなぐキレイマルシェ」をオープンした。
サティス製薬が2010年にスタートした「ふるさと元気プロジェクト」の一環で、同社は果実の未利用部位や需要が低下する野菜に独自の技術で新たな美容的価値を与え、約90種のオリジナル原料を開発してきた。
「つなぐキレイマルシェ」ではサティス製薬の商品のみならず、思いを同じくする他社ブランドも扱うとし、賛同する個人および法人を募集している。同社はD2Cブランドのスタートアップ支援も行っており、これまでに800以上の開発実績を持つ。
サティス製薬は、「“日本各地の天然素材、伝統技術を守りたい”との気持ちで『つなぐキレイマルシェ』をスタートした。化粧品購入によって集まった支援金は、後継者不在などさまざまな課題を抱える生産地のために活用したい」と話す。