北京冬季オリンピック・パラリンピックで、スノーボード女子スロープスタイルで銀メダルに輝いた米国のジュリア・マリノ(Julia Marino)選手が使用した「プラダ(PRADA)」のスノーボードが注目を集めている。
このスノーボードは、赤いラインが特徴的な「プラダ」のスポーツライン“リネア・ロッサ(LINEA ROSSA)”の2021-22年秋冬コレクションのもの。同ブランドのオンラインストアで販売されており、価格は3600ドル(約41万円)。一般に、アスリートはスポーツブランドによるギアを使用することが多いが、マリノ選手は同コレクションのキャンペーンモデルに起用されていることから、今回の選択になったと思われる。
また、スノーボード男子ハーフパイプで通算3個の五輪金メダルを獲得しているショーン・ホワイト(Shaun White)選手は、自身のスノーボードブランド「ホワイトスペース(WHITESPACE)」と「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が、カスタムオーダーのラゲージセットを製作したことを自身やブランドのインスタグラムで発表した。これは故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)「ルイ・ヴィトン」メンズ・アーティスティック・ディレクターとホワイト選手が友人だったことから実現したもので、ブランド設立にあたってもヴァージルの助言を受けたという。「ホワイトスペース」によれば、「ルイ・ヴィトン」は今回初めてスノーボードケースやギター用のハードケースを手掛けたとのこと。なお、ホワイト選手は5日、北京五輪を最後に現役を引退すると表明した。
北京五輪ではさまざまなブランドが各国代表団の公式ウエアやユニホームをデザインしており、米国は「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」、カナダは「ルルレモン(LULULEMON)」、ドイツは「アディダス(ADIDAS)」、英国は「ベン シャーマン(BEN SHERMAN)」、スウェーデンは「ユニクロ(UNIQLO)」、日本は「デサント」が担当している。