3月26日は、“一粒の籾(もみ)が豊かに実り、万倍もの稲穂になる日”とされる吉日「一粒万倍日」に加え、「天赦日」「寅の日」の3つが重なる、年に一度の“スーパーラッキーデー”だ。開運や金運が高まることから、財布の新調や使いはじめに最適な日と言われる。
……と、ここまではこちらの記事の完全なる受け売り(笑)。そこで僕もあれこれネット検索する過程でユニークな財布と出合った。ミチノクグラフィック(山形、菅井賢治代表)が手掛ける“と金財布”だ。
ミチノクグラフィックが活動拠点とする天童市は、将棋駒の生産量日本一を誇る街。そこで“と金”をモチーフにした革財布を“メード・イン・天童”で製作した。“と金”とは、将棋における最弱の駒“歩(ふ)”が敵陣に入ることで“成(な)り”、金将と同じ働きをするようになった状態。成功の証であり、“と金財布”には文字通り成金(金運アップ)の意味も持たせた。
素材は牛ヌメ革などで、1点1点手縫いする。内部には小銭入れを設け、その両サイドに紙幣やカードを分けて収納できる構造だ。ちなみに“と”の文字には、天童市の将棋駒彫師、青山稚念のオリジナル書体“鋭月書(えいげつしょ)”を用いる。
価格は税込1万780円などで、天童市将棋資料館や天童市観光物産協会、青森県の十和田市現代美術館や“と金財布”の特設ECサイトで販売中だ。