ファッション

ラルフ ローレンが米国のアフリカ系大学2校と提携 カプセルコレクションを3月30日に発売

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)はこのほど、モアハウスとスペルマン、米国のアフリカ系大学2校とパートナーシップを結んだ。「両校の豊かなヘリテージと、身だしなみの伝統にオマージュを捧げる」カプセルコレクションを3月30日、数量限定で発売する。テーラードスーツ、ドレス、アウター、ニット、シューズ、アクセサリーなどからなり、ラルフ ローレンの一部店舗と公式オンラインストアなどで販売する。

 同コレクションは両校の学生の1920〜50年代のファッションスタイルを参考にしており、“スペルマン コレクション”の中核をなす白いシルクのドレスは、入学を記念して行なわれる“ホワイトドレスセレモニー”に敬意を表したもの。同様に、フランネルのブレザーは、入学初日に学生にブレザーを贈るモアハウス大学の伝統へのリスペクトの証だ。

 両校の学生や教員、卒業生が主となりコンセプトやデザインを担当したのも特徴だ。キャンペーンビジュアル作りにおいては、クリエイティブ・ディレクター、監督、カメラマン、モデルなど全てのスタッフが黒人で、これはラルフ ローレンとして初の試みだった。

 モアハウスの創立は1867年。黒人の男子学生を専門に教育してきた唯一の大学だ。私立のリベラルアーツ教育機関で、博士号を取得する黒人男性を全米で最も多く輩出している。卒業生には、ノーベル平和賞を受賞したキング牧師やアカデミー賞を受賞した映画監督のスパイク・リー(Spike Lee)らがいる。一方のスペルマン大学は1881年に創立。アフリカ系女性のけん引役的教育機関として知られ、科学、技術、工学、数学の分野で博士号を取得する黒人女性を米国で最も多く輩出する。

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