しまむらの2022年2月期連結決算は、売上高が前期比7.6%増の5836億円、営業利益が30.0%増の494億円、純利益が同35.4%増の354億円だった。全ての項目で過去最高を更新した。
売上高の7割以上を占める「ファッションセンターしまむら(以下、しまむら)」業態では、プライベートブランドの好調などに既存店売上高は同7.1%増になった。「しまむら」業態は1店舗あたりの売上高が3.1億円となり、コロナ前の20年2月期に比べて9.6%上昇した。「しまむら」業態の営業利益率は20年2月期に比べて3.2ポイント増の10.0%になった。増収に加えて、短期生産の活用、仕入れと在庫の機動的なコントロール、レジ割引きの抑制などによって粗利益率が改善され、利益水準を押し上げた。