ベネチアを旅する気分になる日本初の「インティミッシミ」のTVCM番外編
イタリア発のグローバル企業、カルツェドニアグループ(以下、カルツェドニア)の勢いが止まらない。2016年に日本に上陸後、タイツやストッキングなどを提供する「カルツェドニア(CALZEDONIA)」やランジェリーブランド「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」、上質なカシミヤの「ファルコネーリ(FALCONERI)」の店舗を続々と出店。コロナ禍でも、継続的に出店を続け、成長している。そんなカルツェドニアの価値観とは何か、放映中の日本初「インティミッシミ」のTVCMと共に紹介する。
「インティミッシミ」の2022年春夏コレクションのTVCMが撮影されたのは、イタリア・ベネチア。芸術の都であり、同ブランドのDNAを象徴する場所だ。CMでは、タイプの違う4人の女性が「インティミッシミ」のランジェリーやシルク100%のラウンジウエアを着用し、人生を謳歌している様子をフィーチャー。ポイントは、ランジェリーをファッションの一部として楽しんでいる点だ。このCMでは、サクラなどをモチーフにした22年春夏コレクションの紹介だけでなく、“あらゆるシーンで女性が自分らしくいられるランジェリーやウエアを提供する”というメッセージが込められている。
ステラ・ヴェントローニ(Stella Ventroni)=カルツェドニア ジャパン カントリーマネジャー(以下、CM)は、「カルツェドニアはイタリアンドリームの象徴。家族経営のグローバル企業でスピード感があり、全ての従業員にチャレンジを与えている」と話す。同グループは、フレキシブルで、大企業では見られないスピード感で物事が進行する。ヴェントローニCMは、グループの継続成長の理由の一つについて、「社内にヒエラルキーがなく、誰もが発言できてそれを現場に反映できる環境で、社員全てが情熱を持って仕事をしている」と言う。人を大切にし、フレキシブルな企業文化がその成長を支えているようだ。
カルツェドニアは、1986年にヴェローナ近郊で創業。トレンドを反映した幅広い商品バリエーション、また、上質でありながら手に取りやすい価格帯が、カルツェドニアがグローバルで成長し続ける理由の一つだ。2020年の店舗数は54カ国で4900店舗以上(6割以上が国外)、年商は約3220億円。従業員数は約4万人以上で、その半数以上が30歳以下というダイナミックな企業だ。商品の生産は、イタリアおよび東欧、スリランカ、エチオピアにある自社工場で行われる。多額な投資が必要な垂直統合型経営により、高品質でありながら手に取りやすい価格帯を実現すると同時に、雇用の機会や工場のあるコミュニティーに利益をもたらし、工場の従業員の労働環境や人権を保障している。
カルツェドニアは19年、気候変動、生物多様性、海洋保護を軸にした「ファッション協定」の一員になった。サステナビリティのプロジェクト“インティミッシミケアーズ”では、環境保護、リサイクル、パッケージ、環境に優しい素材を使用したコレクションなど多角的な活動を行っている。
インティミッシミ 渋谷文化村通り店
03-3461-3655