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渋谷パルコからダイバーシティーを発信! 多様性豊かなイベントが盛りだくさん

 渋谷パルコは4月15〜28日、“ダイバーシティー”をテーマにした初のイベント「パルコ プライド ウイーク(PARCO PRIDE WEEK)」を開催する。エントランスや館内ブランドの店頭にレインボーカラーのフラッグを立て、飲食店では限定メニューを提供。4階のアートスペース「パルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」や10階のマーケット型飲食&イベントスペース「コミューン(ComMune)」など、館内各所から“ダイバーシティー”にまつわるさまざまなカルチャーを発信する。

 中でも注目すべきは、4月15日〜5月9日に開催するカルチャーフェスティバル「あいとあいまい」。性別や世代、地域、働き方など、さまざまな場面で生じる「こうでなくてはいけない」という“あいまいさが許容されない社会”に対して、“あいすることを正義に思い込みや線引き、誰かの決めたルールをあいまいにしていくことにチャレンジする”という企画。美輪明宏の「愛する権利」や坂本慎太郎の「ディスコって」など、今回のテーマを突く名曲の歌詞を1階西側の壁面「ART WALL」に掲載。ほかにも公開演劇「愛でる」の上演(4月21〜23日)やオールナイト開催の「日活ロマンポルノ入門講座」(4月23日23時30分〜翌5時30分予定)、クィア&フェミをメインテーマとするDJのパーティー「WAIFU」主催のオールナイトパーティー(4月23日19時〜翌5時予定)、カナイフユキによる個展(4月22日〜5月9日)などを実施する。

 4月15日〜5月9日には、パルコミュージアムトーキョーでスペイン人アーティスト、ココ・カピタン(Coco Capitan)の個展を開催。2020年にロンドンやアムステルダムを巡回した個展「ナイーヴィ(NAIVY)」を踏襲した日本初個展となる。カピタンの写真家としての活動を軸に50点の写真作品をカピタン自らが制作したさまざまなファウンド・オブジェとともに展示する。入場料は800円。

 カピタンは1992年、スペイン・セビリア生まれ。ロンドンとマヨルカ島を拠点に活動している。ファインアートとコマーシャルアートを股にかける彼女のアート作品は、写真や絵画、インスタレーション、散文などさまざま。過去には「グッチ(GUCCI)」や「アー・ぺー・セー(A.P.C.)」「ナイキ(NIKE)」「ディオール(DIOR)」などともコラボレーションしている。

 その他、4月22日19〜24時には、新宿2丁目発のMIXバー「Campy!bar」の女装パフォーマー、ブルボンヌとドラァグクイーンのオナン・スペルマーメイドが、9階スーパー ドミューン(SUPER DOMMUNE)で宇川直宏を聞き手にトークインベントを行う。また、4月24日16〜23時には、新宿2丁目を拠点に定期的に開催され、東京で最もカッティング・エッジなパーティーと称される「fancyHIM」が10階「コミューン」で豪華ゲストを迎えたスペシャルイベントを開催する(有料)。

 館内の各飲食店による特別メニューも豊富にそろう。クラフトビールが飲める「立ち飲みビールボーイ」では、イベントに合わせて色も味も楽しめる“自家製「シャリキン」”を用意。「シャリキン」とはキンミヤ焼酎を凍らせてシャーベット状にしたお酒のこと。さまざまなフルーツとシャリキンを割って、飲める。ジビエや昆虫料理が食べられる「米とサーカス」では、レインボーカラーの“MUSHIだんご”(930円)を用意。カイコ、ハチノコ、コオロギ、ミールワーム、イナゴ、マゴット(仕入れ状況により異なる)など、さまざまな昆虫を食べ比べできる。

■PARCO PRIDE WEEK
日程:4月15〜28日
場所:渋谷パルコ
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
※各企画・詳細は特設サイトをご覧ください

問い合わせ先
パルコ
03-3464-5111