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植物の力でスマートフォンを充電 「ボタニスト」が異業種とのコラボイベントを開催

 I-neが展開するボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト(BOTANIST)」は、植物発電体感スポット「チャージング スポット ボタニスト(CHARGING SPOT BOTANIST)」を4月8〜11日、東京・神宮前にあるZeroBase神宮前で開催している。来場者は植物発電を活用したスマートフォンの充電などを体験できる。

 本イベントは「植物と共に生きる」をコンセプトに掲げる「ボタニスト」が植物にまつわるさまざまな事柄にフィーチャーする「ボタニカル レポート(BOTANICAL REPORT)」の第1弾。ニソールとグリーンディスプレイが共同開発した植物発電システムを通じて、植物がもつ機能について啓もうする。

 植物発電とは、植物の根から発生する菌や微生物の循環作用から発生するエネルギーを土の中に埋められた電極に集めて、24時間継続して発電する技術。植物が育っている状態であれば継続的に発電可能で、発電の過程で排出されるのは水のみという環境にもやさしい自然エネルギーだ。I-neによると、植物成育環境下で発電された電力を使用したスマートフォンの充電スポットは今回が国内で初めてだという。

 会場では、植物発電の詳しい仕組みや、植物の力を活かした「ボタニスト」製品を紹介するボードを展示し、知られざる“植物の力”を伝える。そのほか、鏡越しにボタニカルな空間をおさめたセルフィーを撮影できるフォトブースや、トライアルキットのプレゼントなどを行う。

 小林麻美「ボタニスト」ブランドマネージャーは、「『ボタニスト』=ナチュラルというイメージを持っている人も多い。植物由来の製品を提供する上で、植物が持つ力を体感して知っていただくことで興味や関心を深めてもらえるのではないかと考えた。今回のようなイベントやオウンドメディア『ボタニストジャーナル』を通じて、植物の力を今後も発信していきたい。植物発電は、最終的には土壌の肥料になるマグネシウム板と木炭を用いて電気を生み出すシンプルな仕組みで、土地と植物が豊かになる循環するエネルギーだと捉えている」と話す。北海道美幌町の「ボタニストの森」での植物発電の実験などに着手できたら、土地の有効活用にも繋がるはずだと期待を寄せる。

 プリント基板用CADの開発・販売のニソールの田﨑勝也社長は、「『ボタニスト』と当社は、植物へのリスペクトを持っていて、植物の力を生かしているという共通点がある。コラボすることで、植物の力を世の中に知ってもらう機会になる考えた」とコメントした。

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