篠原ともえは、4月22日に開業する大型都市観光ホテル「OMO7(おもせぶん)大阪 by 星野リゾート」のスタッフ用ユニホームをデザインおよび製作監修した。篠原が制服のデザインを手掛けるのは初めて。夫でアートディレクターの池澤樹と立ち上げたデザイン会社STUDEO(ストゥディオ)として取り組んだ。
ユニホームはネイビーをベースとしたもので、ボトムスは着用者の世代や性別を選ばないパンツスタイルとした。アクション性を考慮し、スポーツウエアにも使用されるストレッチ素材を用いた。伸縮性の高い素材の採用には、サイズ展開を男女合わせて4サイズと減らし、過剰生産を回避する狙いもあるという。
デザイン面では、“ピンドット”を取り入れた。地図上に訪れたい場所などをしるす“ピン打ち”から着想したドット柄で、“街を丸ごと楽しむという”というホテルのコンセプトも表す。さらに帽子やバッグも作り、スタッフが個々に自分らしさを表現できるようにした。また、吹き出し型のマグネットバッジ(全3色)にはホテルの住所を記載し、ジャケットのみならず小物類にも付けられる仕様とした。
篠原は、「今回のお話をいただいたのは、今以上にコロナで日本が元気を失っていた昨春。デザインのキーとなる“ピンドット”で、『OMO7大阪 by 星野リゾート』が掲げるオリジナルなサービスを可視化すると共に、着用するスタッフおよびお客さまに安心感を与えたい」と話す。
「OMO7大阪 by 星野リゾート」のテーマは“ほれてまうわ、なにわ”。地上1〜14階からなり、JRおよび南海電鉄の新今宮駅の目の前に位置する。大阪の風情を色濃く残す新世界エリアにも隣接する。ホテル担当者は、「大阪の各観光地へのアクセスも良く、都市観光に適した立地だ」と説明する。料金は1泊税込2万4000円〜。
■OMO7大阪 by 星野リゾート
オープン日:4月22日
住所:大阪府大阪市浪速区恵美須西3-16-30