「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケは、ブランドが持つべきパーパスの可視化や、その伝え方、ユーザーとのコミュニケーション作りなどでメーカーに寄り添い、モノ作り企業がモノ作りに集中できる環境整備に一役買っている。ブランドの伴走者、キュレーターの視点で事例を深掘りしながら、応援されるブランドの共通点を探る。
生活にとことん寄り添う、時代を超えて愛用されるモノ作り
今回お話を伺ったのは、70年以上の歴史を誇るアパレル企業の三陽商会です。その祖業ブランド「サンヨーコート」は、目まぐるしく変化するファッション業界において、長年にわたり「TIMELESS WORK. ほんとうにいいものをつくろう。」というモットーの下、いつの時代でも生活者から愛され、必要とされるモノ作りを続けています。三陽商会は、戦後に防空暗幕を再利用して生活者のためにレインコートを作ったという歴史を持っていますが、こうしたブランドヒストリーやモットーを凝縮させた、同社渾身の「クラシックコート」のプロジェクトをMakuakeで実施いただいています。企画・営業担当の田中真一さん、デザイン担当の山本聡さんにお話を伺い、実施した経緯や想い、クラシックコートに込めたこだわりを掘り下げます。
まず今回のプロダクトは「時代や年代、性別、天気すら関係なく、年間を通して愛用できるクラシックデザインのコート」ですが、この前身となるレインコートを数年前に自社で販売した際、“ブランドストーリーや想い、モノ作りへのこだわりなどの深い部分が、生活者にうまく伝わっていないのでは?”という課題感があったと、企画担当の田中さんは語ります。従来のレインコートをアップデートし、より多くのこだわりと想いを込めて開発した今回のクラシックコートを届ける場として、どこが最適か検討したところ、作り手のこだわりや想いに触れながらお買い物を楽しむユーザーが多く集まるMakuakeを選んでいただけたというのが、プロジェクトのきっかけです。
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