ゴールドウインは、東京・赤坂の東京ミッドタウン芝生広場で子どもとファミリー層を対象としたイベント“ゴールドウイン プレイアースパーク(GOLDWIN PLAY EARTH PARK)”を5月29日まで開催中だ。ゴールドウインのコンセプトである“PLAY EARTH(地球と遊ぶ)”にちなんで、地、水、火、風、空の5つをイメージした遊具を設置して、自然とのつながりを深める体験の場を提供する。またデザイナーズブランドとコラボした限定アイテムも販売する。
5組の建築家・建築事務所が遊具デザインを担当した。例えば“地”の遊具は、山田紗子建築設計事務所が担当し、大地が隆起したような六角形の角すいをマーブル模様で仕上げた独創的な造形だ。10cmほどの隙間を空けて子どもが入り込みたくなる工夫を施したほか、1本の四角すいには子どもの体がおさまるほどの空洞を作った。“火”の遊具は、豊田啓介と蔡佳萱、酒井康介によるノイズ(noiz)が担当。トランポリンに乗ると中央の装置が稼働して風船が膨らむ遊具で、人力の火起こしからイメージを広げたものだという。そのほか、中村竜治は、上昇気流で紙などを浮かせる“風”の遊具を作り、大野友資は硬さも大きさも異なる透明のビニールで“空”を表現した。
渡辺貴生ゴールドウイン社長は、「われわれは2020年に創業70周年を迎え、“PLAY EARTH”というコンセプトを掲げた。スポーツは石を飛ばしたり、水を泳いだりと、余暇を楽しむ遊びから始まったと言われる。このイベントで、自然発生的な遊びに触れて、われわれの考えるスポーツのあり方を体感してほしい」と話す。若手建築家を起用したのは、「名の知れた人と一緒にやるのもいいが、若い才能を発掘するのも面白いから」だと話す。「個性の異なる5組とコラボし、見た目も良い遊戯になった」と語る。この夏には富山県でも“PLAY EARTH”をテーマにしたイベントを予定する。
限定アイテムは、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」とポケモンのコラボジャケット(キッズサイズのみ、税込1万890円)や、「スピード(SPEED)」と「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」のコラボポンチョ(キッズサイズのみ、同1万9800円)などを用意する。リサイクルナイロン素材や、生産過程で生まれた端材を使うなど、環境に配慮したアイテムとなる。