丸井グループは5月27日、渋谷マルイを建て替えると発表した。日本初の本格的な木造の商業施設として2026年に再び開業する。リードデザイナーは国際的な設計事務所のフォスター・アンド・パートナーズ(Foster+Partners)」。今年の8月28日で営業を終了し、建物を解体する。
渋谷マルイは1971年に開業し、渋谷エリアのマルイのフラッグシップとして1980〜90年代にはDCブランドブームをけん引する存在だった。建て替える建物は耐火木材などを全体構造の60%に木材を使用する。製造工程で二酸化炭素を排出する鉄と異なり、成長過程で二酸化炭素を吸収する木材は環境負荷の低い素材で、従来の鉄骨作りで建て替えた場合と比較して、約2000トンの二酸化炭素排出量を削減できるという。
建て替え後の店舗は売り場面積が2800平方メートル、地下2階〜地上9階の11フロアになる。