WWDJAPANで「上半期ベストコスメ」を発表したばかりの今月から、毎月業界の美容賢者たちにおすすめのコスメを紹介してもらう新企画をスタート。1回目に登場してもらうのは、有名オーディション番組に出場したことでも注目を集めたイ・ミンヒョク(Lee Minhyuk)。アーティストとして活躍する一方、一軍美容液だけでも常に40種類を確保しているという美容マニアの顔も持つヒョクのユーチューブは人気を博し、中でも毛穴ケア動画1000万回再生を記録した。今回はそんな彼のおすすめコスメ3アイテムを紹介していく。
元気な弾力肌へと導く“タンタンクリーム”
韓国では“タンタン”という、肌のはりを表現した擬音語を用いて“タンタンクリーム”と呼ばれて親しまれているスティックタイプの美容液。テンションバイオームという「バイオヒールボ(BIOHEAL BOH)」ならではのペプチド成分が入っていて、肌に弾力をもたらしてくれます。さらに肌の表皮や角質層まで浸透するコラーゲンも含み、長時間ハリをキープしてくれるので、小じわやほうれい線が気になる方にぜひ使っていただきたいアイテム。
メイクの上からも使えるので、僕は素肌用&メイクの後用の2つを確保しています。メイクの上から使うことで、しわやメイク寄れが目立ちにくくなるので、撮影の時も持参している僕の必須アイテム。
小じわなどの悩みがまだ気にならない20代の方でも、早期ケアとして使い始めることで加齢によるお悩みのスタートラインを先延ばしすることができます」。
10%以上のアスコルビン酸配合でしみにアプローチ
「しみやくすみケアに効果的なアスコルビン酸という純ビタミンCが13.5%も含まれている美容液。10%の濃度を超えると製品の配合バランスを保つのが難しいとされているので、とても貴重なアイテムですね。光や熱に弱く酸化しやすい成分のため、光を通さない茶色のボトルを使用し、空気に触れないよう小分けにしているのも企業のこだわりでしょう。
アスコルビン酸はすごく不安定な成分なので、紫外線にあたりにくい夜に使うのがベター。相性の良いナイアシンアミドとビタミンB6(トコフェロール)を含むスキンケアアイテムと合わせて使うのがおすすめ。純ビタミンCは使い初めは刺激を感じやすい成分なので、使い始めは “肌に合っていないかも?”と感じるかもしれませんが、使用していくうちに刺激を感じにくくなります。
すでにしみやくすみが気になる方だけではなく、20代前半から取り入れるのも良いと思います。早い段階から使用してしみにアプローチしておくことで、ビタミンCでは改善しにくい肝斑ができ始めたときに正しい対処がしやすくなります。ちなみに肝斑にはトラネキサム酸が効果的ですよ」。
崩れにくいのにツヤ感を演出!溺愛クッションファンデ
「2月のメガ割で購入してから、今も気に入って使っているクッションファンデです。最近のベースメークは“マスクにつかない”ことを重要視されることが多いですが、崩れにくいファンデってセミマット寄りのものが多いですよね。このクッションファンデはちょうど良いツヤ感が出しやすい上に、マスクにもつきにくいのでリピートしています。薄づきですがカバー力もあり、気になる肌トラブルをツヤで飛ばしてくれるようなアイテムです。また、付属パフがすごく柔らかく、肌にファンデを叩き込んでいるときの圧力を逃してくれるのもお気に入り。韓国コスメの割にはカラー展開も豊富なので、性別、年齢問わず使えると思います。
僕はブルベ肌なので、「エチュードハウス(ETUDE HOUSE)」の“フィックス&フィックストーンアップ プライマー”のラベンダー色をベースに使い、このクッションファンデを塗って、ハイライトを少しつけるのが普段のメイクプロセス。SPF34、PA++と、紫外線対策効果はそんなに高くないので日焼け止め効果のあるアイテムを合わせて使用したいですね」。