ファッション

「ナイキ」、ロシア市場から完全撤退へ 休業中の店は再開せず

 ナイキがロシア市場から撤退することが6月23日に明らかとなった。同社はロシア向けの公式オンラインストア上で、撤退を決定したため公式サイトやアプリが利用できなくなることや、休業中の店舗の営業を再開しないことを告知した。

 同社は3月、ロシアがウクライナに対する軍事侵攻を開始したことを受け、物流の混乱などを理由にロシアでの自社ECおよびアプリでの商品販売を停止したほか、直営店を一時休業とした。一方で、ナイキとフランチャイズ契約を締結している複数の小売りはその後も「ナイキ」販売店として営業していたが、5月中旬が期限だったフランチャイズ契約の更新が見送られたため、在庫がなくなり次第、店を閉じるという。そうしたフランチャイズ運営企業の一社、インヴェンティブ・リテール・グループ(INVENTIVE RETAIL GROUP)によれば、現時点で37店のうち15店が閉店している。

 なお、ナイキのマシュー・フレンド(Matthew Friend)最高財務責任者は、2022年3月に開催された投資家向けの説明会で、ロシアとウクライナの売り上げは全体の1%未満だと述べている。

NIKE x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。