日本ロレアルは、繊維専門商社のチクマと連携し美容部員の制服のアップサイクルの取り組みを開始する。事業活動による廃棄物やCO2排出量の削減により、日本の循環型社会経済への移行に貢献するのが狙い。対象は6ブランドからスタートし、今後全ブランドへ拡大する。
同社はこれまで、デザイン変更や退職で使われなくなった制服を焼却処分していた。今回の取り組みで制服の全ての素材を自動車の内装材へ再資源化する。初年度は倉庫に保管していた旧デザインの制服約1.7トンと、退職した美容部員の制服約560キロをアップサイクルする。これにより2022年度は約9000キロ、来年度以降は年間約2200キロのCO2排出削減につなげる。