しまむらの3〜5月期業績は、売上高が前年同期比4.8%増の1493億円、営業利益が同12.3%増の146億円となり、売上高、利益共に同期間として過去最高となった。原材料高騰は「(同期間としては)全体として影響は軽微」(発表資料から)だったが、9月以降は「低価格帯の構成を見直し、高価格帯の構成比を徐々に上げていく」ことで、原材料高騰のダメージをできる限り吸収する。上海のロックダウンで入荷が遅れていた夏物は、「おおむね6月中に納品済み」という。
季節商品の適正な在庫コントロールや短期生産の活用で値引きが抑制でき、粗利率が前年同期に対し「ファッションセンターしまむら(以下、しまむら)」業態で0.2ポイント改善、「アベイル」では同2.0ポイント改善した。3〜5月の既存店売上高は、「しまむら」が前年同期比3.7%増、「アベイル」が同10.9%増だった。
販促面では、引き続きテレビCMに代えてウェブCMに注力。インスタグラムやユーチューブに加え、ティックトックも新規でスタートした。